◆ 太らない食事のタイミング

皆さんは一日何回食事を摂っていますか？　間食も数えれば、少ない人も多い人もいることでしょう。
世間では夜遅くに食べたら太るという話や、間食が多いと太るという話、様々な減量食事法が提案されています。ボディービルダーの減量法では、むしろ夜食でカロリーを摂るという動きも活発化しているようです。
実際にいろいろ実践している人もいると思いますが、本当に正しい方法はどれなのかわからなくなってしまうのではないでしょうか。
マドリード自治大学の研究内容をみてみると、18歳以上の男女4,243人を対象に、食生活と体重の変化を3年半もの間調査したものでした。
3年半の間で3キロ以上体重が増えたグループとそうでないグループにわけ、その食生活について統計をとったところ意外な関係がわかりました。

3年半で体重が3キロ以上増えたグループとそうでないグループの差は、実は昼食の摂り方にあったのです。
一日の総摂取カロリー量が同程度でも、昼食の量が多く他が少ない人は太りにくく、総摂取カロリー量が少ない場合でも朝食や夕食に量が多い場合は太る場合もあったそうです。 そしてさらにこの研究結果によると、間食をどれだけとっていても総摂取カロリーが増えなければ、太る可能性は少ないことまでわかったそうです。
つまり、一日のカロリー計算をして昼食にボリュームを持たせることにより、結果として食事を減らさなくても太りにくい食生活が可能になるのです。
この結果は女性や肥満気味の人に顕著に現れたそうですので、体型や体重を気にしている方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
もちろん昼にたくさん食べた結果、総摂取カロリー量が増えてしまっては意味がないので、そこだけは注意しましょう。