◆ 食べ物で紫外線対策

紫外線に対して有効な栄養素としてよく挙げられるのは、良質の飽和脂肪酸・オメガ３脂肪酸・リコピン・βカロチン・ビタミンEなどです。肌の老化や肌荒れを防いだり、新陳代謝を活発にするもの、抗酸化作用のある栄養を取ることで、体の内側から対策ができるということですね。

反対に、紫外線対策に良くないものとして加工食品や砂糖、柑橘類などが挙げられます。これらの食品は新陳代謝を妨げたり、日焼け・シミの元になるメラニンの生成を促してしまいます。

それでは、実際にどんな食品を食べれば良いのでしょうか。
代表的なもの、身近なものをご紹介していきましょう。

まず、トマトやスイカに代表される赤い色の野菜や果物です。
これらの食べ物に含まれるリコピンには抗酸化作用があり、シミの元になるメラニンの生成に関わる活性酸素を除去する働きがあると言われています。

次に、βカロチンが豊富なさつま芋やにんじんなど。
βカロチンには皮膚や粘膜を保護し、肌を強くする働きがあると言われています。
また、リコピンと同じくメラニン生成を抑制する効果もあるそうです。

野菜以外でも、お茶やコーヒーに含まれるポリフェノールも効果的のようで、「コーヒーを日常的に飲んでいる人はシミが少ない」という研究結果もあるようです。

身近な食べ物や飲み物が多いので、普段から野菜や果物を中心とした生活であれば自然に紫外線対策ができていると言えるかも知れません。
現代人は野菜を食べる事が少なくなっていると言われていますが、そういう場合は最近流行しているスムージーにして摂取するというのも１つの手段です。

紫外線対策だけでなく色々な健康に繋がっていくことなので、普段から意識して野菜や果物を食べてみるのはいかがでしょうか。